2022年5月30日 左目の眼瞼下垂手術を受けました。一週間後に右目の手術を受けます。
手術を受けるまでの経緯と術後の経過を載せていきます。
眼瞼下垂とは?
難しい漢字でなんて読むんだろう?ってなりますよね。
眼瞼下垂 がんけんかすい と読みます。
まぶたの病気ですが、簡単に説明するとまぶたの筋肉が弱ったり、伸びたりしてまぶたがあまり開けられなくなります。老化によるものと、生まれつきの人もいます。
眼瞼下垂になると、目の疲れが酷くなったり、肩こり頭痛がしたり、他にもいろいろな症状が出てきます。
※ 眼瞼下垂について詳しくはこちらをご覧ください。
日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科 眼瞼下垂の「詳しい原因」と「手術のやさしい解説」
なぜ眼瞼下垂手術を受けたのか
私が眼瞼下垂だと自分で思ったのは、実はおでこのしわが酷くなってきたからです。
なぜおでこにしわが入るのか、検索して調べていたところ、この眼瞼下垂を見つけました。私はこの病気の症状である眼精疲労や肩こり、頭痛がかなり酷いのと、目を開ける時まぶたではなく、眉を上げておでこ全体で開けていたのです。
まぶたの筋肉が老化で弱ってしまったのか、皮膚筋炎による炎症によるものなのか、原因をはっきりさせるのはとても難しいことです。
皮膚筋炎による眼輪筋の炎症について、わずかな症例の発表はされていますが、本当に少ないのです。
とにかく、自分が本当に眼瞼下垂なのかはっきりさせたくて、まずは近くの皮膚科と美容形成外科をやっているクリニックへ行きました。
ですが、いざ診察が始まって眼瞼下垂ではないかと相談したところ、お医者さまに鼻で笑われてしまいました。
「目はしっかり開いていて見えてるでしょ!!」と言われました。
私は元々、パッチリ二重の目が大きいほうなので、目が開きにくくなっているとはいえ、目が細い人に比べれば開いていると言えます。
でもそれは比べる事ではないと思います。人それぞれ個体差があるのは、専門知識がなくても分かることです。私がツライと感じている事を何も聞かずに診察を終了したバカな医者は相手にしません。
次は、まぶたを専門に診ていただけるクリニックを受診しました。
症状についてしっかり話して、目の動きもじっくり観察されました。
診察の結果は思いがけないものでした。
「光をまぶしく感じない?」
「あなたは眼瞼下垂は軽度だけど、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)が強く出ているね。」
とのことでした・・・!?
実は別の病気が発覚したのです。
確かに、目の周りがピクピクけいれんすることが多く、気にはなっていたんです。
でもストレスが原因だと思っていたので、お医者さまに相談するような事ではないと思い込んでいました。
眼瞼痙攣 がんけんけいれん
またまた難しい漢字ですが、眼瞼痙攣 がんけんけいれん と読みます。
まばたきに支障が出る病気です。
まぶたのけいれんや光をまぶしく感じる、まばたきの回数が増える、目が乾く、まぶたが重く閉じたくなる等の症状があります。
眼瞼痙攣は筋肉の病気ではなく、脳からの伝達に問題がある病気です。自然に治ることはないそうです。放置していると、自力で目を開けられなくなったり、目以外の部分にもけいれんが広がるかもしれない、なかなか恐ろしい病気です。
※眼瞼痙攣について詳しくはこちらをご覧ください。
眼瞼痙攣を治すための眼瞼下垂手術
私の場合、眼瞼下垂は軽度なので、通常は慌てて手術する必要はないとのことです。
ですが、眼瞼痙攣は治療しなくてはいけません。
眼瞼下垂と眼瞼痙攣が併発していることはよくあり、先に眼瞼下垂手術を行ってから眼瞼痙攣の治療をするそうです。先生の長年の経験から、眼瞼下垂手術をすることによって眼瞼痙攣が良くなることがあるとのことで、すぐに眼瞼下垂の手術を決めました。
あとはお医者さまの腕を信じて手術が成功するように、まぶたの形が変になりませんように、そして眼瞼痙攣が改善しますように祈るばかりです。
二重手術としての眼瞼下垂
私には関係のない話しですが、目を大きくしたい若い方が眼瞼下垂を保険適用で受けることがあると聞きます。
保険適用で両目手術を受けると、費用は5万円ほどです。保険適用なしの美容整形クリニックで手術を受けると、両目で20万円以上になります。かかる費用はご覧の通り、かなり違います。
お医者さまから聞いたのですが、保険適用の手術は美容目的ではないので、患者さんのなりたい二重を作る手術ではありません。手術内容が全く違うので、美容目的であれば最初から二重の相談をはっきり伝えるようにしてほしいとの事でした。
安易に保険適用の眼瞼下垂手術を受けて、結局、別のクリニックで再手術をするケースが増えています。まぶたの手術はとても重要です。好みのまぶたにならなかったら、とてもツライです。私のような50近いおばさんはあまり気にしませんが、若い方だととても悲しい思いをすることになります。
目が大きくなって、自分に自信を持てる人が増えると私もうれしいです。
どの手術を受けるか、そして費用とクリニック選びは慎重にお願いします。
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